Schloss Naturrein ドイツワインは素晴らしい

3ヶ月ぶりのワイン^_^

1983er Erbacher Steinmorgen. Riesling. Eiswein. Weingut Freiherr zu Knyphausen, Rheingau.
A.P.Nr. 33037 022 84

インプラントの定着もうまくいってるし、次の手術も10月ということで、9月まではアルコールOK！
ということで、ほぼ3ヶ月ぶりにワインを開けました
いやー 美味かった！

クニープハウゼンの83年のアイスワイン
深みのある黄金色
熟したパイン、マンゴー、バナナ、黒糖、カラメル、シナモン、カルダモンなどの香
極甘口

エキスの塊を思わせる粘りのある黄金の液体は凄みすらありました
アイスワインらしい酸味の効いた甘露なテイスト 酸味強烈です
果実味の美しさも感じられます
久しぶりのワインだったせいかもしれませんが、飲むほどに濃密なエキス分に圧倒されました
そして 美味しかった^_^
やっぱりワインはいいなァ

(1983年 エルバッハ・シュタインモルゲン リースリング アイスワイン クニープハウゼン醸造所)

サイボーグ化2

1959er Hattenheimer Stabel. Riesling. Spätlese Cabinet. Schloss Reinhartshausen.

右側に続き左側のサイボーグ化も始まりました
インプラント打ち込み手術をやったんですが 手術中は流石にビビりまくり
頭ん中で つけまつける をループさせてました 笑
定着するのに6週間くらいかかるそうです
で 現在 左右奥歯が使えず…柔らかいモノしか食べられません >_<
噛みごたえのあるものが食べたいぃ

ストック紹介
59年の最後の1本 たぶん
ラインハルツハウゼン城のシュペートレーゼ
液面はキャップシール上 エチケットも綺麗で それほど古くない蔵出しと思われます
粉末状の酒石が沈殿してますが 濁りはありません
状態良さそうですよ！

1937年シュロス・ヨハニスベルガー

1937er Schloss Johannisberger. Riesling. Rosalack Auslese. Schloss Johannisberg, Rheingau.

歯の治療のためここ最近ワインを飲んでません…いや飲めません(>_<)
このままだとワイン日記も滞ってしまうので、セラーの中の整理も兼ねて、ストック紹介でもしていこうかと思う今日この頃です。
ということで、古いヴィンテージから順に…
手持ちのワインで最も古いワインがこれ…

第二次世界大戦前のヨハニスベルガーです。
液面はキャップシールの上、エチケットも綺麗です。
5、6年前に手に入れたと思うんですが、外見上は状態がよさそうです。
底には少しだけ粉末状の酒石が沈殿してます。

自分では値段がつけられない1本。
これいつ開けるんだろうか…開けることなんかできないよ(⌒-⌒; )

ヒンメルブラウラック・アウスレーゼ

1976er Schloss Johannisberger. Riesling. Himmelblaulack Auslese Naturrein. Schloss Johannisberg (Fürst von Metternich), Rheingau.
A.P.Nr. 26026 003 77.

久しぶりにヨハニスベルグ城の７６年のアウスレーゼ．

やや赤みがかった色調濃い黄金色．
ニッキ，カルダモン，シナモン，金木犀，甘露煮した金柑，パイナップル缶詰，ドライフルーツ，綿飴，カラメル，貴腐香
甘口〜極甘口．

やっぱ美味いわ．エキス分がハンパない！
リースリングらしいオイリーでスパイシーな香も見事！
７６年の空色封アウスレーゼ（Nr.003）は，ほぼ１０年ぶりに飲んだことになるんですが，当時はあまり状態の良くないボトルだったので，このワインの本当のポテンシャルを知ることはできませんでした．
で，１０年後に飲んだこのボトルは，状態完璧！
限りなくベーレンに近いアウスレーゼでしょ？（もちろんベーレンはもっと濃密ですが．．．）
間違いなくローザラック・アウスレーゼ（Nr.004）よりハイレベルなアウスレーゼであると思います．
しかも驚いたのは，７６年のイメージよりも酸が強いこと．
分厚い甘味に全く負けてません．
熟成が進んでますが，未だに奇麗な果実味も存在していて，衰えを感じません．
ラインガウらしい硬質さも嫌みに感じません．
力強くて美しい！　というようなワインです．

これをアウスレーゼにしていたのか？　７６年恐るべし！

（1976年　シュロス・ヨハニスベルガー（聖ヨハネ山）　リースリング　ヒンメルブラウラック・アウスレーゼ　ナトゥーアライン　ヨハニスベルグ城）

黄砂，PM2.5，花粉，今年は．．．

1970er Eltviller Sonnenberg. Riesling. Auslese Versteigerungwein. Schloss Eltz (Graflich Eltz'sche Güterverwaltung Eltville), Rheingau.

今年の福岡の黄砂，PM2.5，花粉は尋常じゃないです．
昨日，一昨日は，黄砂で視界が悪く，車は真っ白（黄色？）．
洗車なんて以ての外．
布団や洗濯物は外には干せないですね．
私は花粉症ではないので，まだ大丈夫なんですが，ここまで酷いと．．．
どうにかならないのでしょうか？

「少しずつでもワイン飲む」と宣言したので，ちょっと早めの更新っす．
エルツ城（二山五城）のアウスレーゼ．

カラメル色．赤みがかった濃い黄金色．
紅茶，ウーロン茶，マジックインキ，シナモン，カルダモン，ニッキ，ドライフルーツ，カラメル，黒糖等の香．
甘口〜極甘口．

これまた美味かった．
限りなくベーレンに近いアウスレーゼですね．
色合いと香から，芳ばしすぎるテイストを予想してたんですが，まったく問題なし．
このアウスレーゼは，厚みのある甘味をビシッと受け止める強力な酸味が特徴的．
もちろん熟成によりテイスト自体は円みを帯びているんですが，後から徐々に伸びてくる酸味がアクセントになって引き締めています．
果実味もまだ生きているし美しさを感じることができます．
若い時は破壊力十分のアウスレーゼであったとイメージできますが，40年以上たった今では，侘び寂びの境地とも言うべき精神的な高みを感じます．

凄いワインです！

WBC侍ジャパン，決勝トーナメントもこの調子で(^_^)

（1970年　エルトビラー・ゾンネンベルク（太陽の山）　リースリング　アウスレーゼ競売品　エルツ城）

あけましておめでとうございます

1970er Schloss Johannisberger. Riesling. Grünlack Spätlese. Schloss Johannisberg (Fürst von Metternich), Rheingau.

遅くなりましたが，あけましておめでとうございます．
今年もよろしくお願いいたします．

この時期，去年も一昨年も風邪にかかったんですが，今年ももれなくかかってしまいました．
８日ごろから喉が痛くなり，その後発熱と，私のいつもの風邪のパターンでダウン寸前に追い込まれておりました．
が，喉の痛みも発熱も昨日には治まり，回復の見込みであります．

ただ，この風邪で，５日に開けた今年１本目のワインの大半がまだ残ったままになっていて，何とももったいないことをしたように思います（まあ，バキュバンしているので大丈夫だとは思いますが．．．）．

７０年のヨハニスベルグ城の緑色封シュペートレーゼ．
奇麗なレモンイエロー色で，若いワインのようなクリーンな色合い．
レモン，ライム，ニッキ，シナモン，カルダモン，夏みかん，草，樹皮などの香．
中甘口．

夏みかんをイメージさせる苦味，渋味と少しだけ旨味成分を感じる，優しい飲み口の中甘口のシュペートレーゼ．
今まで飲んだヨハニスベルグ城のシュペートレーゼのなかでは，アウスレーゼにも匹敵するするような貴腐の味香たっぷりの７６年ではないし，文句のつけようがない別格の５９年でもないし，夏みかんやオレンジの風味を連想させた７５年に近い味わいでしょうか．
ただ，７５年ほどのエキス分の凝集は感じられません．
重厚なテイストではなく，どちらかといえば，クリーンで軽快なテイストで，色合いからもそれを伺わせます．
ただし，酸味は十分で飲み口に粘りもあり，やっぱり美味いです．
同じ畑でもヴィンテージ違いでこうもテイストと香が変わるものなのか？と，改めてワインの奥深さを感じた瞬間でした．

（1970年　シュロス・ヨハニスベルガー（聖ヨハネ山）　リースリング　緑色封シュペートレーゼ　ヨハニスベルグ城）

ボア・ハンコックのような官能的なワイン！？

1975er Schloss Vollrads. Riesling. Auslese weiss. Schloss Vollrads (Graf Matuschka-Geinffenclau), Rheingau.
A.P.Nr. 27074 027 76.

今年開けたワインの日記もようやくあと２本までに追いついてきました．
１１月の終わりに開けたワインはフォルラーツ城の７５年のアウスレーゼ白色封．

深みのある黄金色．
ニッキ，シナモン，カルダモン，甘夏，金柑，ザクロ，パイン，マジックインキなどの香．
甘口〜極甘口．

どこまでも美しく魅惑的なワインです．
清純というよりは官能的と言うべきか，誰かに例えるならば，ボア・ハンコックと言ったところでしょうか．
７５年は酸も強く，エキス分も高く，果実味も美しい．
甘酸のバランスが高いレベルで調和しています．
香もリースリング特有のオイリーかつスパイシーさが半端ない．
どうやったらこんなワインを造れるのでしょうか？
この頃までのフォルラーツ城のワインは本当に美しい！

（1975年　シュロス・フォルラーツ　リースリング　アウスレーゼ・ヴァイス　フォルラーツ城）

愛車ロータスヨーロッパ．．重傷．．ですが回復見込み

1976er Rüdesheimer Berg Rottland. Riesling. Auslese. Schloss Groenesteyn (Reichsfreiherr von Ritter zu Groenesteyn), Rheingau.
A.P.Nr. 34016 011 77.

愛車，ロータスヨーロッパが入院して３週間ほど経ちました．
ことのほか重症だったようで，いろんなところの部品交換が必要とのこと．
ところが古い車だけに，その部品を探すのにも一苦労．
ようやくめどが立ったようで，今年中には完治するようです．
SANC LOTUSにはお世話になっております．

さて，ワインです．
１１月に飲んだ今は無き二山五城の一角グロエネシュタイン城のアウスレーゼ．

深みのある濃い黄金色．
絡める，紅茶，コーヒー，金木犀，熟したパイン，木，葉，シナモン，マジックインキなどの香．
甘口．

７６年らしいエキス分の高い甘露なアウスレーゼです．
しかも，酸味も十分．
後味に若干の硬さと苦味が感じられるあたり，ラインガウです．
グロエネシュタイン城のワインはどちらかと言えば優しい飲み口のものが多いと思っているのですが，このアウスレーゼは重厚です．
ただし，面白みのない朴訥なワインでは決してなく，妖艶な色気を感じる美しいワインです．
７０年代のラインガウのアウスレーゼは殊の外好きでいろいろと飲んできたのですが，この１本にしても，その何とも言えない妖艶な甘露な世界は同じアウスレーゼであっても他の地域にはまねることのできない「別の領域」に感じられて，「お見事」という言葉しかありません．

（1976年　リューデスハイマー・ベルグ・ロットランド（山・暴徒の地）　リースリング　アウスレーゼ　グロエネシュタイン城）

地下文庫ワイン

1959er Schloss Johannisberger. Riesling. Himmelblaulack Spätlese Naturrein. Ex. Bibliotheca Subterranea. Schloss Johannisberg, Rheingau.

更新が遅れています．
９月はこの１本だけ開けました．
ヨハニスベルグ城の地下文庫ワイン．

奇麗な真鍮ゴールド．
ニッキ，シナモン，カルダモン，樹皮，熟したパイン，紅茶，綿飴，金柑などの香．
甘口．

これまでのどのワインをも凌駕するもの凄いワインでした．
異次元の世界，亜空間に入り込んでしまったかのような錯覚に陥るほど妖艶で魅惑的なワイン．
たった一口で，そのあまりにも美しく気品高いテイストに心を持っていかれました．
甘味にも酸味にも渋味にも，そして果実味にも美しさがあります．
余韻もまた美しすぎる！
ラベルはボロボロですが中身の状態は完璧で，半世紀以上経っているにも関わらず，全く老いを見せず，未だに上を向いて聳え立つような威厳があります．
59年という年は最良のヴィンテージの一つと言われているようですが，ワインを飲んでみると，そのような簡単な言葉だけで結論づけることのできない重みが感じられます．
シュペートレーゼですらこのポテンシャル，この年のアウスレーゼ以上のクラスのワインはいったいどのようなワインであったのか．．．

ただただこのようなワインを飲むことができた幸運に感謝したいと思います．

（1959年　シュロス・ヨハニスベルガー（聖ヨハネ山）　リースリング　ヒンメルブラウラック（空色封）・シュペートレーゼ・ナトゥーアライン　ビブリオテカ・ズプテラネア（地下文庫））

この間，学生さんたちとワインを飲みました

1976er Hochheimer Domdechaney. Riesling. Auslese. Domdechant Werner'sches Weingut, Rheingau.
A.P.Nr. 40 083 004 77.

またまた更新が遅れております．
１０月なのに，７月に飲んだワインのことを書いてます．

おっとその前に，先日，（ちゃんと成人した）学生さんたちとドイツワインを飲みました．
激安からヴィンテージものまで．
ドイツワインは甘くてアルコール度も低いので飲みやすいと思いますが，すぐ騙されます．
やはり量を飲むとそれなりに酔います（私は特にアルコールに弱いので，グラス２，３杯で酔ってしまいます）．
ゆっくり楽しく飲むのが一番ですね．
当日も，もちろん楽しいひと時でした．

さて，ワイン日記です．
私の好きなドムデヒャント・ウェルナー醸造所の７６年のアウスレーゼ．
やや緑がかった黄金色，真鍮ゴールド．
アプリコット，熟したパイン，金柑，金木犀，バナナ，マンゴー，金属，貴腐などの香．
甘口．

やはりこの醸造所のワインは美味い．
ラインガウのなかでも，１，２を争う気品高い優しい味わいを持つワインを造っていると思います．
香もテイストも本当に優雅で美しく，優しさを感じます．
硬さを微塵も感じないので，本当にラインガウか？と思うほどです．
７６年らしく貴腐の味香も素晴らしい．
世界で最も美しいワインを造っているのではないかと思うのは私だけでしょうか？（言い過ぎか．．．）

（1976年　ホッホハイマー・ドムデヒャナイ（大聖堂僧職）　リースリング　アウスレーゼ　ドムデヒャント・ウェルナー醸造所）